八方美人の頭の中

家庭のこと、仕事のこと、日々考えていることについて人目を気にせずゆるく綴ります。

仕事の報酬は?

我が社でよく言われる言葉で「仕事の報酬は、仕事」というものがあります。

もっぱら、オーバーワーク気味で疲弊した若手社員を慰めるために、上司が使います。
君は仕事ができるからどんどん仕事が舞い込んでくるんだよ、仕事ができなくて暇になるよりいいでしょ?という意味。


わたし、

この言葉が、


大嫌いです。



仕事の報酬はお金だろ!!!
うまいこと言ってるフリして洗脳してくんなよこのバブルの残りカス!!!!!!


と、心の中で絶叫してます。



こんなの、報酬以上の仕事をやらせてることに対する言い訳としか思えない。

自営業とかフリーランス、芸能人なんかにとっては真実なのかもしれません。
いい仕事をすればまた仕事がきて、それがそのまま収入に繋がっていくわけですから。

でも会社員は違います。

たくさん働いたって、基本的にはお給料変わりません。仕事の報酬は仕事だと言うなら、仕事した分だけお給料が高くなるような制度にすべき。
たくさん働いたって「見なし」以上の残業代は出ないし、たくさん働いた若手よりも、仕事しないおっさんの方がただ年次が上というだけで高いお金もらえる状態で「成長できる環境」とか「働きやすい会社」とか笑わせてくれます。(あくまで自分の会社の話です!)
たくさん働くことと結果を出すことは違うという意見は当然あるでしょうが、我が社の場合は、大抵「たくさん仕事する人=結果出す人」です。なぜなら基本的なスタンスが「仕事の報酬は仕事」ですからね!結果出せば出すほどに仕事が落ちてきて帰れないので結果的にたくさん仕事してる…一部、残業しないと仕事した気がしないっていう社畜みたいな人もいますけど、大抵したくて残業してるわけじゃありません。「見なし」超えたらサビ残ですからね。
一方で、仕事しないおじさんが定時過ぎに帰って、やってもいない「見なし残業代」をせしめている。

ん?仕事の報酬が仕事なら、仕事しない人からはもう仕事取り上げたらよくない?仕事しない役職者に手当ばっかり支払われてるのおかしくない?

元モーレツ社員のおじさん達が、時代は変わって、家庭のあり方や働き方もいろいろ変わってるのに、若いうちはとにかくモーレツに仕事するもんだって価値観を持ち続けて、それを若い世代に押し付けてるように見えることが多々あります。

企業も社会も柔軟に変わっていかないと、若い世代に皺寄せが来て、疲弊しちゃうように思います。





2人で暮らして初めてわかること

去年〜今年にかけて最近周りが結婚ラッシュで、「一緒に暮らすとやっぱり変わるー?」と聞かれることが多いです。
我が家は結婚前、わたしは実家、夫は会社の寮に住んでいたので挙式後に一緒に暮らし始めました。結婚式の準備をしながら、お互い早く一緒に暮らしたいなあと思っていた頃、職場の上司(女)に、「他人と暮らすってほんとに大変だし最初かなりのストレスだと思うけど、がんばってね」と言われ、「ストレスなの?こんなに楽しみなのに?」と思っていたおめでたいわたし…実際、最初の3ヶ月は正直まじでストレスでした。

価値観が合うと思って結婚した夫ですが、一緒に暮らすと合わない部分が出てくる出てくる。

  • 部屋の温度設定が合わない。夫は暑がり、わたしは冷え性
  • 夫は食べ物の賞味期限に厳しいが、わたしは全く気にしない。
  • わたしはお出かけが好き。夫は家でゴロゴロしてるのが好き。

などなど。
細かいことですが、毎日暮らしていると積もり積もってもやもやしてくることもあります。
だから最近、結婚もしくは同居をうまくいかせるには「違うことをどこまで許し合えるか」が大事だなあと感じます。

長ーい夫婦生活、違うことを許容しながら、変わってほしいところは気長に教育していくくらいの心構えでいないといけないですね。
ささいな違いは、むしろおもしろいものだなと感じます。

ちなみにわたしは、賞味期限ちょっと切れてる程度の食材は、ダマテンで料理に使ってしまうようになりました。「あ、これ切れてるけど大丈夫かな」とかうっかり言ってしまうと「やめとこう」と言われてしまうので。黙って使って、夫が具合悪くなったことは1回もありません笑。

就活生がやってはいけない(とわたしが勝手に思う)4つのこと

就活の季節ですね。
今年は夏にかかってるから、この暑いのにみんなスーツで本当に大変だなと思います。
就活の時期を4年の春〜夏にずらしたのって、ほんとに誰得って思うんですけど、これ変えてよかったって思ってる人どこかにいるんですかね?わたしはまだ会ったことがない笑。

学生さんは、卒論の時期に丸かぶりでつらいし、万が一就職決まらなかった時に2次募集に賭けたり院を受けたりってことができないし、紳士協定守ってる日系企業は8/1からしか採用面接できないからITとか外資系にどんどん出し抜かれてるし…

それはそうと、就活の時期になると毎年OG訪問や就活イベントで学生さんからたくさん質問を受けます。
たった1時間のOG訪問でもすごく印象のいい子もいれば、わたしも学生の時こんな感じだったのかなあーあの時の先輩達すみませんでした…!というほろ苦い気持ちにさせられる学生さんもたまにいます。

そんな中で、こういう学生さんはちょっと損かもしれない、と思う行動をいくつかあげてみました。
(※あくまで私見ですので参考程度にご覧ください)


1)やたら細かいことを気にする
社宅ってどこですか?間取りは?もし旦那さんが転勤になった場合、一緒に転勤したり休職したりできる制度はありますか?などなど…
入社後の生活とか、転勤とか、不安な気持ちはわかりますが、それ今から心配してもしょうがなくない?と思うんですね。「もし〜した時に」という起こってもいない事態を想定して取り越し苦労しても意味ないというか。特に女の子で、今の彼との結婚を前提にそういう細かい条件を詰めて企業選びしてる感じの子が時々いますが、おすすめしません。わたしの友人には、就活当時付き合っていた彼が転勤族だったために「結婚した時に辞めてついて行きやすいように♥」というそれだけの理由で某社の一般職を選び、その後彼と別れて愛着もやりがいも昇給の見込みもない仕事(本人談)だけが残された…という子がいます。
働き方って生活を左右するし、そのまま生き方にもなると思うので、妥協したくないところだとは思います。でも、100%自分の希望を満たす会社なんてまずない(仮にあったとしても縁があるかはわからない)と思うので、企業で働くという道を選ぶ以上は、ある程度は流れに身を任せる覚悟が必要じゃないかと思います。根性論はあまり好きではありませんが、与えられた環境に文句ばかり言って全力でがんばれない人は、結局どこに行ってもがんばれないんじゃないかなって最近思います。


2)やたら難しい言葉を使う
わたしが就活生だった数年前、某社の社員対話型セミナーの質疑応答コーナーで、ある女子学生さんが張り切って挙手して「御社のワークライフバランスに関する考え方をご教示くださいっ!!」と鼻息も荒く質問したところ、マーケティング関係の社員さん(美女)が「……ワークライフバランスって、何ですか?」ってきょとんと聞き返してきて、会場全体が「(何て正直な人なんだ…逆にめっちゃ好感度高い…)」という空気に包まれる中、あろうことかその学生さんはワークライフバランスが説明できず、絶句したまま立ち尽くし、他の学生が見かねて助け舟を出すということがありました。
ワークライフバランスなんてもはや新語でも難解でもないし、今日日わからないなんて言ったらこの人が感度低すぎなのかこの会社がとんでもないブラックなのか…!?って感じになるでしょうが、当時はまだ、ワークライフバランスという言葉が一般に使われ始めた頃でした。
社会人になった今、わたしも学生さんからやたら横文字が多かったり概念的な質問を受けて、自分が試されているような気分になることがあるのですが、「それどういう意味ですか?」「ご質問の意図はこういうことですか?」と聞き返すと、しどろもどろになってしまう子が結構多いです(まさかびびらせてる…?)。もし無理しているのなら、少なくともわたしは面接官ではないのだし、そんなに背伸びして自分を大きく見せなくてもいいじゃないかと言ってあげたくなります。企業だって、新卒採用で完璧な人間を見つけようなんて思ってないはず。すぐにボロが出る「意識高い系」より、分からないことは分からないと言える素直な学生さんと働きたいと思うものじゃないでしょうか?ちなみにわたしはその後、冒頭の「ワークライフバランスって何ですか?」の会社に就職しました笑。ほんとご縁って不思議ですね。


3)市販の就活マニュアルを遵守してる
わたし読んだことないのでよく分からないのですが、なんかいろんなことが書いてあるらしいですね、就活マニュアルって。
OG訪問や時々駆り出される面接で、何か滑稽な子がいるなと思っていたら、どうも彼らはマニュアルを熟読して遵守してるタイプらしいとわかりました。どうりで似たような感じ!
隣のブースまで聞こえるような大きな声で自己紹介する、いちいち立ち上がって話そうとする、相手の話に胡散臭いほどの笑顔で盛んに相槌を打つ、不自然なくらいのおじぎ(90°で何秒キープとかのレベルで決まってそう)…などなど。OG訪問でも、「御社は〜」、「⚪︎⚪︎様は〜」と、全く板についてない語り口でさらに「〜させていただく」を連発する人は、勝手にマニュアル信者認定します笑。「御社の企業研究の方させていただいてまして、」とか言われると、どれだけへりくだるんだい?とついつい突っ込みたくなってしまう悪い大人です笑。
このタイプは、正直「マニュアルの影響受けてんな」って感づかれた時点でだいぶ面接損すると思います。自分で考えてない感じがするから。形式ばかり気にして、本質が見えてない感じがするからです。「グループ面接では笑顔で相槌を打て」ともし就活マニュアルに書いてあったとして、それってだだ単にそうすれば受かるとかいう話じゃないですよね?きっと言いたいのは、「他の学生の話にもきちんと耳を傾けて、表情や相槌で反応ができる程度の余裕を持って臨みなさいよ」ということなんじゃないかと想像するのですが、そのへんをすっ飛ばしてとりあえずHowの部分だけ取り入れてると、もれなく浅はかな印象になります。それなら、多少慌てていたり要領を得なかったとしても、自分の言葉で話す子の方がいいなとわたしなら思ってしまう気がします。


4)ESを添削してください、と言ってくる
これは申し訳ないけど一番理解できないパターン。わたしも一応就活を経験しているので、何が正解か分からない不安さとか分かるつもりですが、採用担当者でもない初対面の人間の意見に左右されていいの!?と逆に心配になります。
面接もESも正解なんてなくて、だからこそ難しいのですが、ESに関して言えば、自分の強みやがんばった経験を1番知ってる自分自身が考え抜いて自分の言葉で書いて「これなら伝わる」と太鼓判を押せたESこそが、正解なんじゃないかと思います。それを「添削」できる他人はきっといないです。
その社員だって、その会社に入ってるからっていいこと言うとは限らないですよね笑?少なくともわたしは学生さんの人生が賭かった自己PRに口挟むなんて無責任なことできない。
初対面の社員に添削されたESを自信持って提出できるのか?内容について面接で聞かれた時に自分の言葉で説明できるのか?もっと言ったら、他人の手が入ったESで落ちた時に、人のせいにしないか?後悔しないか?
そんなわけで、自分がES書く時も絶対人に見てもらわなかったので、OG訪問とかでこれを頼まれると、この子は考えることを放棄してるなと見てしまいます。「わたしはそんな風に自分に自信持てないので見てほしい」と言われたことがありますが、自信がないなら持てるまで自分の強みを考え抜けばいい。就活は自分自身を買ってもらうための営業合戦だと思います。はったりでも何でもいいから自信を持って自分を売り込まなきゃ「どうせわたしなんて」って風情で立ってても買い手はつきません。誰も代わりに売り込んじゃくれません。そのスタンスで買ってもらおうと思う方が自信過剰だとわたしは思う。
どうしても不安で誰かの意見が欲しい時は、家族とか自分のことをよく知ってる友人に読んでもらって、「この書き方で自分の良さとか頑張りが伝わるかな?」って聞いてみたらどうでしょう。
ずいぶん前ですがOG訪問を受けた子から後日メールでぺろっとワードファイルのESが届いて、添削して送り返してくださいヨロシク的な軽いノリの依頼を受けたこともありました。何でもゆとりで片付ける風潮はどうかと思いますが、その時は、これがゆとりってやつか…!?とカルチャーショックを受けました笑。
脅すつもりは毛頭ありませんが、最近はOB・OGが半リクルーター的な感じで、会った学生の印象を人事に報告するシステムの会社も多いですからね。サークルの先輩だからとか、OB・OG訪問は採用活動じゃないから、とかって油断しないほうがいいですよ〜。


いろいろ書きましたが、有名企業に決まったとか、たくさん内定もらったとかじゃなくて、当人が後悔してない、ということが、1番すごくて重要なことだと思います。
就活生のみなさんには、体に気をつけて後悔しない就活をしてほしいなと思います!

蛇足ですが、就活中は電車の中でも気を抜かないことをおすすめします。友達と大声で企業の話してる子たまにいるけど、世間は狭いです。
あと電車で死んだように寝てる女子、スカートだけは気をつけて笑!




かざし間違い

自分疲れてるなあーと思うタイミング、いろいろあると思うのですが、わたしの場合は「かざし間違い」し始めるとやばいです。

疲れてくると、とっ散らかっていろんなものをいろんなところにかざしてしまいます。

<これまでかざし間違ったものの例>
・トイレの流すセンサーに社員証かざす
・エレベーターの▲ボタンに社員証かざす
・駅の改札で社員証かざす
・駅の改札でiPodかざす
・マンションのエントランス(鍵穴式)でパスモかざす
・会社のエントランスでパスモかざす
・会社の居室の入口で手をかざす
・エレベーターの閉ボタンに手をかざす

そして昨日、新作

・センサー式蛇口に社員証かざす

というのをやってしまいました。

びしょぬれの社員証を手に、自分だいぶ疲れてるなー…と少し打ちひしがれてしまいました。


休みたいなー

6月にも祝日ほしい。

「会社が人生」な管理職がセックスレスを生む

GWも終わりましたね。休み中はずっと会社消滅しろって思ってました。

全然関係ありませんが、今日はずっと書きたかったことを書こうと思います。

少し前に大学時代の友人と話していた時、半分くらい既婚者なのですが、夫婦生活の話になりました。いわゆる“夜の生活”のことです。

1人の男子が「結婚して頻度が減った。嫁に断られるようになった」とぼやくと、周囲の男子が一斉にすごい勢いで「断るとか考えられない!」「おまえまじでかわいそう!」とどよめきました。

断られるようになった彼の奥さんはかなり忙しい業界で総合職として働いています。かたや、「夫の誘いを断る嫁なんて考えられない」と言う男たちは、大半が5大商社やマスコミに勤める高給取りで、ほとんどの奥さんが専業主婦です。彼らは、「どんなに遅く帰っても、例え明け方でも、俺がやりたければ叩き起こして付き合わせる」とドヤ顔。それが妻の務めで、セックスレスは妻の責任と言わんばかりでした。

ぽかーん(´Д` )

わたしも、夫の誘いを断ることが(1度ならず)ある身です。
残業して、帰ってごはんを作って、食べさせて、洗い物して、シャワー浴びたら大体もう深夜です。
疲れ果てて、やっと寝られる〜というタイミングで、それまでテレビ見ながらごろついていた夫に誘われると、正直イラッとします。それを表に出して断ってしまったこともありました(これは反省しました)。
あとは、日曜とか月曜の夜に誘われても、あまり乗り気になれません。週初めから疲れて、1週間持たないので。
セックスレスの定義は「直近1ヶ月セックスしていないこと」だそうですが、そうなると我が家は断続的なセックスレス状態です。

別にしたくないわけではありません。夫のことは大好きだし、子どももほしいです。ただ毎日忙しくて、そんな余裕がないのです。疲れることはなるべくしたくないのです。

仕事を持っている女友達と話すと、同じことで悩んでいる女性は驚くほど多いです。
セックスに対する温度差の違いで別れ話になりそうなカップルも知ってます。
同じ理由で、男性の方がやる気になれないケースも、身近には知りませんがきっとあると思います。


商社マンがどうとか専業主婦がどうとかいうことが言いたいんじゃありません。

男も女も、こんな働き方続けてたらそりゃーセックスレスにもなるし少子化も進むよな、って話です。


我が家は夫もわたしもそこそこ名の知れた企業の社員で、2人ともある程度は稼いでいます。前にも書いたことがありますが、夫婦の収入割合は大体6:4。わたしも家計を支えてます。夫の収入だけでも暮らせますが、これから子どもを持つことや、たまには旅行もしたいよね、と考えると、首都圏では正直厳しいです。

わたしは、例えパートやバイトであっても、社会との接点は持っていたいので、専業主婦になりたいという気持ちは今のところありませんが、かと言って仕事に「自己実現」とかは求めてなくて、今の会社にいるのはひとえに暮らしのためです。安定した生活のために、「寄らば大樹の影」してるだけです。
ほんとはちゃんと“ワークライフバランス”して、もっとプライベートに時間と労力を割きたい。料理もきちんと作りたい。
でもそれが大っぴらにできる環境はわたしの職場にはありません。
プライベートを優先していいのは、子どもがいる女性だけという雰囲気。独身者や、わたしのように既婚でも子どもがいない若手は、20時や21時でも、申し訳ないと思いながら退社します(子どものいるママ達も相当申し訳ないと思いながら退社してるので、実際のところ何時であろうと堂々と帰ってる人はいないに等しい)。管理職が、そういう雰囲気を当たり前と思い続けているからです。
ちなみにそういう働き方は夫も同じです。

政府も会社も女性活躍推進だワークライフバランスだと言ってますが、結果的に女性が仕事と家庭を両立させようとすればするほど余裕はなくなり、疲弊し、子作りもままならなくなる。
給与水準や制度はどんどん夫婦共働きを前提にしたものになっているのに、職場の価値観や管理職のマインドは一向に変わりません。
仕事を疎かにしようというわけではありませんが、会社こそが人生、残業は正義でしょ?というおっさん管理職が仕切る今の職場はかなり限界です。
(おっさんには、奥さんに1ヶ月でいいからフルタイムで働いてもらって、家がどうなるか体験してほしいとまじで思います)

育児中の母親、妻が忙しい夫、介護してる人、などなど、そういう働き方・生き方ができない人は世の中多いと思うのに、会社やえらい人達の意識が全然追いついてない。そしてその歪みのしわ寄せは、女性の方に出てくることが多いんじゃないかと思うんです。
働きにくさとか、最近よく聞くマタハラとか、セックスレスという形で。

タイトルはちょっと大げさに書きましたが、セックスレスって、夫婦の問題という側面ももちろんあるでしょうが、社会のあり方、働き方の問題でもあるんじゃないかと思います。

少子化対策とか女性活躍推進の必要性を訴える人は、まず社会の風潮やマインドをどうにか変えてほしい!じゃなきゃどんな制度も使えません。

あと、冒頭の、夜中でも嫁を叩き起こしてセックスするという夫達には、ぜひ別の部分で考え方を変えてほしいです笑。

専業主婦はえらくない?


突然ですが、わたしの嫌いな家事3選を発表します。

1) 食器洗い

料理は大好きなんですが、食後、満足感でひとごろりしたい気分の中、油ぎった食器や鍋(⬅︎特にこいつが敵)と対峙しなければならないあの軽い絶望感…
「後で洗うから置いといて〜」と言いつつ5回に1回くらいしか洗わない夫への軽い苛立ち…
洗うのは好きじゃないけど、シンクの中に食器が溜まっていく方がはるかに嫌で、ついつい自分で洗ってしまうやるせなさ…
付随して発生する生ゴミ処理や流しのネット交換のめんどくささ…
それらが組み合わさった結果のノミネート。
食洗機買えよって話なんですけどね。

2) 風呂掃除

目地のカビが本当に嫌い。あとあの赤いヌメリも。
そうなる前に掃除しろよって感じですが、平日は時間がなくてシャワーで済ませてしまうので、なかなか全体まで目が届かず…
だから将来的には風が通せるように浴室に窓のある家に住みたいのですが、最近のマンションだと少ないですよね。


3) 洗濯物たたみ

これだけいろんな技術が生まれて、生活家電も発達してるのに、なぜ洗濯物を畳む機械が出てこないのでしょうか。
あれ、全家事の中でもかなりのレベルでめんどくさいです。なぜなんだろう?食器洗いや風呂掃除のように汚れものに触る作業じゃないし、テレビ見ながらでもできるのに…(結局手元見るからテレビあんまり見れないけど)
畳んでもまたすぐ着るのに、っていう不毛感なのか?でもそれ言ったら食器洗いもそうですよね。
別に畳まなくても、ばさっと置いといてそっから発掘して着られるからいらなくね?って気持ちなのか?
これはありうる。事実平日はソファの上が第2、第3のクローゼット状態になってるし…
ばさっと洗濯物入れたら、畳んで仕分けしといてくれる機械とかあったら最高だな〜
もしくは、そこまで全部やってくれる洗濯機。
どこか作ってくれたら絶対買うのに。



わたしの職場は働く妻・母が多いです。
子どもがいて、産休育休取りながらバリバリ仕事して出世してる人がかなりいます。
その中でもいわゆるTHEバリキャリタイプの人たち(ロングヘア、ハイヒール、社会的ステータス好き、バブルの香り、など)は、専業主婦をバカにしてます。はっきりと格下に見てます。
「家事とか朝1時間もあれば終わるじゃん。あと何すんの?笑」と言い放ちます。

確かに昔に比べたら家電や日用品が進化して、家事にかかる時間と手間は格段減ってると思うのですが、でも家事ってほぼ無限にありません?
確かに、暇を持て余してる専業主婦も多いんでしょう。家事の手を抜いて、ママ友とのランチや趣味にばかり精を出してる専業主婦もいるんでしょう。わたしの友達にも、毎朝夫は知らないうちに家を出ていて朝ごはんを作ったこともなければ見送りをしたこともない。冷蔵庫は毎日ほぼ空っぽという専業主婦がいます。

そういう例はちょっと別としても、どうしても専業主婦はさぼってる、暇、頑張ってないというイメージに同調できません。

わたしの母も、わたしが生まれた時には専業主婦でした。
子どもの頃から夢だった仕事に就いてバリバリ働いて、子どもができて育休を取って、その間に父の転勤が決まって、結局職場に戻れないまま退職しました。
その後は、父が転勤族だったため、昔のキャリアを活かせる仕事を時々単発でやってましたが、ほぼずっと専業主婦です。
でも、母はとにかく働き者で、お給料も休暇もないのに、365日、家族のために動き回っていました。
3食きちんと手のこんだものを作って、リネン類はいつも知らない間にきれいになっていて、父や子ども達の送り迎えをして、学校の役員をやって、まるで父の秘書のようにいろんな手続きをして、ちまちまと子どものために貯金をして、最近は祖母の介護をして…

そういう専業主婦を見て育ったので、専業主婦には尊敬の念さえ覚えます。

ちなみに過去形なのは死んだからではなく、父が単身赴任、子ども達はみんな独立して家を出て、母がやっと悠々自適になったからです。今、母は結婚してほぼ初めて、24時間を全部自分のために使える立場になり、時々遊び疲れて寝込むほど楽しそうに自由を謳歌しています。

少し前までは、男性が大黒柱として働いて一家を支え、女性が家を守るという一般的な生活モデルでした。
高度成長期の頃、製造業の全盛期には特に男性にがむしゃらに働いてもらわなければならず、そのためには、それがいちばんいい分担だったのだと思います。
バブルが弾け、少子高齢化が進んで労働人口が減り、ビジネスが多様化してきて、根本的な働き方が大きく変わった。それに伴って、男女の分担のバランスも変わっただけ。じゃないですかね?

今の専業主婦だって、大変なことも多いと思います。わたしの友達に、仕事はないから名目上は専業主婦だけど、ご主人の実家が事業をやっててそれを手伝ってるから自分の時間はほとんどないしいつも気が張ってるという人がいます。他にもPTAとかマンションの役員やらされがち、とか…キャリアウーマン先輩に言わせると、こういう役員関係やってる専業主婦も、「社会性がないから話し合いが非論理的でまじムリ」ということになるようなのですが……

名刺に書ける仕事があるというだけで、家族のためにがんばっている(いた)人をバカにしちゃいけないと思うのです。
専業主婦も、キャリアウーマンも、みんな頑張っててみんなすごい、でいいじゃないかと。

バリキャリだろうが、専業主婦だろうが、パートだろうが、子どもに誇れるような妻・母でありたいなあと思います。

だからわたしも食器洗いがんばります…


選挙ごっこ

選挙戦が始まってますが、あの街宣車ってどうにかなりませんかね?

夜だろうが貴重な休日だろうがお構いなしで大きな音だして、バカの一つ覚えみたいにひたすら名前繰り返すだけで、ほんと迷惑以外の何物でもない。
あまりに腹が立つので、近所に街宣車が回ってきた時はその候補者の名前覚えて、逆に投票しないでやろうと思ってるくらいです笑。
あなたが市民のためにまずできることは、その騒音を止めることだと言いたい。

ああやってスピーカーで名前叫びまくってれば頭に残って投票してもらえると思ってるなら、ほんと有権者なめてますよね。なめられる有権者にも責任はあるかもしれないけど。でもそんな土俵でしか戦えない人たちの争いなら、ほんと誰になってもなにも変わらないんだろうなと思ったりもします。
日本の選挙ってほんと稚拙。

わたしは10代の頃イギリスに住んでいたのですが、中学(女子校でした)では、選挙が近づくと模擬選挙が行われました。
講堂での朝礼で校長の話を聞いて、賛美歌を歌って朝のお祈りをした後、数人の生徒がステージに上がります。
それぞれ、労働党、保守党、自民党など実際の政党の党首という設定で、実際の政党の公約の一部を噛み砕いたものをスピーチして、さあ皆さんどれが自分の考え方に一番近いか、一番賛同できるかを考えましょうという時間でした。
それを初めて見た時、当時まだ15歳かそこらでしたが、ものすごいカルチャーショックを受けたのを覚えています。
当然ながら投票権もない10代の女子たちが、普段はTVドラマとボーイフレンドのことにしか興味なさそうに見える女子たちが、こんなにも自然に、当たり前のこととして政治を学んでいる。
こういう国に、日本は一生敵わないと思いました。

その時の印象があまりに強烈で、日本でもこういう風に若者の政治への参加意識が高まるといいなと思い、高校卒業と同時に日本に帰国、大学では政治学科に入ったのですが、大学で遊びまくって結局しがない会社員に落ち着いてしまったわたしに言われたくはないでしょうけどね…笑('▽'*)
ほんと人生って分かりませんね…