八方美人の頭の中

家庭のこと、仕事のこと、日々考えていることについて人目を気にせずゆるく綴ります。

結婚式もやもやあるある(ゲスト目線編)

ジューンブライドの季節ですね。
わたしの周りは25〜30歳くらいまでが結婚ブームで、結婚式・披露宴・二次会に呼んでいただく機会が多くありました。ええ、いわゆるご祝儀ビンボー状態にもなりました。
他人の結婚式は本当におもしろい。
その人のご家族や人となりが分かるし、なるほどこういう演出もあるのかあーとその人達のセンスも楽しめます。

自分もこのブームの最中に28歳で式を挙げたし、二次会の幹事も何度か引き受けたし、いろんな角度から結婚式を見る機会がありました。
自分のときも、それまでに経験した他人の結婚式を参考にしたり、反面教師にしたりしながら自分たちなりにいろいろ工夫した記憶があります。
あんまり若い時に、仲間内で1番くらいに結婚するより、ゲストとしてある程度経験積んでからの方がゲストに優しい式ができるかもしれないですね。


まとめサイトとかで「わたしが呼ばれたとんでも結婚式」みたいな体験談よく見ますが、わたしは幸いそんなひどいのには今のところ遭遇したことないです。
新郎新婦の価値観を疑う、というより、式場によってサービスのレベルが違うなあと感じたことがあるくらい。

今回は、ゲストとして参列した結婚式で感じたもやもやをちょっとあげてみたいと思います。

1)各卓フォトで上座・主賓を立たせる
丸テーブルにも上座と下座があって、高砂に近い方が上座です。
お色直しからの再入場時にテーブルごとに写真を撮って回る各卓フォト。
各卓フォトの際、いわゆる老舗や一流と言われるホテルでは、上座の後ろに新郎新婦を立たせて、下座のゲストには立って上座側に回ってもらうという形をとりますが、都内の某有名ホテルと某有名式場では、あろうことか各卓の下座に新郎新婦を立たせて、上座のゲストに下座まで回って来させてた笑。
そのため、主賓卓では、新郎新婦の会社の役員、財界のそこそこえらい人達がよっこらしょと立ち上がって下座の部下の後ろに立つということになり、部下達の方がアワアワするという事態に…
これってカメラマンの裁量じゃないですよね?別に上座側にスペースがなかったわけでもないし、ホテル側が新郎新婦の動線しか考えてないって印象を受けました。
わたしが新婦だったら、いたたまれない。

2)フラワーシャワーが造花
教会式が終わった時に参列者が花びらを渡されて、退場する新郎新婦に浴びせるフラワーシャワーという演出。
都内の某有名ホテル(ちなみに1の某有名ホテルと同じとこ)で、造花の花びらを渡されたことがありました。まあ確かに生花お金かかるけど、それにしても日に焼けて変色しかかってほつれた造花ってのはどうよ……
一瞬だけの演出とはいえ、お祝いの席で使い回しがゲストに分かってしまうのは、ちょっと興醒めな感じ。
これがホテルの仕様でなく、そこにはお金をかけないという新郎新婦の選択なら、余計なお世話ですけどね!

3)「時間押してる感」を露骨に出してくる進行
まだ前のお皿が済んでいないのに次の皿を持ってきてぎゅうぎゅうに並べたり、「よかったらさらえてください」的なことを言って、前の皿を急いで空にさせようとしてくるサービス係の方。
新郎新婦と写真を撮ろうと高砂に並んでる最後の一組に、時間がないから席につくよう露骨に指示してくる司会者。
わかります、わかりますよ。撤収時間決まってるし、時間内に全部納めなきゃいけないよね。
でも、その焦りをゲストに対して露骨に出すのはサービスのプロじゃないのでは…?
ゲストも意外とお料理食べる時間ないんですよね。主賓挨拶の最中にガツガツ飲み食いするのは憚られるし、新郎新婦と写真も撮りたいし、ケーキカットのときも「カメラをお持ちの方、シャッターチャンスです!どうぞ前の方へ!」って言われる中食べ続けるのも気がひけるし…あんまり歓談が長いのも間延びしてしまうんでしょうけど、プログラムを詰め込みすぎるのもみんながせかせかしてしまいますよね。
これまで見た上手な司会者の方は、露骨に急かすのでなく、冗談を交えたりゲストとコミュニケーションを取りながらさりげなく残り時間がないことを伝えたり、逆にこの後にも写真撮れるチャンスがあることを伝えたりしてました。

4)噛みすぎる司会者
人間だもの、プロだって噛むことはあります。
でも1番ありえないと思ったのは、新郎の名前を間違えてた司会者。これはもう論外じゃないですか笑?


偉そうなこと言いながら、自分の式でもきっと行き届かない点が多々あっただろうと思います。結婚式の不備とか、誰も言ってくれないからなかなか気付けないしね…
けど明らかにホテル側の責任だなあと思える不備に気付いてしまった時、そのホテルの自分内評価は密かに下がっていて、その後の会食とかでも使うの控えようとか思ってしまう。
嫌な客ですね笑。