八方美人の頭の中

家庭のこと、仕事のこと、日々考えていることについて人目を気にせずゆるく綴ります。

仕事の報酬は?

我が社でよく言われる言葉で「仕事の報酬は、仕事」というものがあります。

もっぱら、オーバーワーク気味で疲弊した若手社員を慰めるために、上司が使います。
君は仕事ができるからどんどん仕事が舞い込んでくるんだよ、仕事ができなくて暇になるよりいいでしょ?という意味。


わたし、

この言葉が、


大嫌いです。



仕事の報酬はお金だろ!!!
うまいこと言ってるフリして洗脳してくんなよこのバブルの残りカス!!!!!!


と、心の中で絶叫してます。



こんなの、報酬以上の仕事をやらせてることに対する言い訳としか思えない。

自営業とかフリーランス、芸能人なんかにとっては真実なのかもしれません。
いい仕事をすればまた仕事がきて、それがそのまま収入に繋がっていくわけですから。

でも会社員は違います。

たくさん働いたって、基本的にはお給料変わりません。仕事の報酬は仕事だと言うなら、仕事した分だけお給料が高くなるような制度にすべき。
たくさん働いたって「見なし」以上の残業代は出ないし、たくさん働いた若手よりも、仕事しないおっさんの方がただ年次が上というだけで高いお金もらえる状態で「成長できる環境」とか「働きやすい会社」とか笑わせてくれます。(あくまで自分の会社の話です!)
たくさん働くことと結果を出すことは違うという意見は当然あるでしょうが、我が社の場合は、大抵「たくさん仕事する人=結果出す人」です。なぜなら基本的なスタンスが「仕事の報酬は仕事」ですからね!結果出せば出すほどに仕事が落ちてきて帰れないので結果的にたくさん仕事してる…一部、残業しないと仕事した気がしないっていう社畜みたいな人もいますけど、大抵したくて残業してるわけじゃありません。「見なし」超えたらサビ残ですからね。
一方で、仕事しないおじさんが定時過ぎに帰って、やってもいない「見なし残業代」をせしめている。

ん?仕事の報酬が仕事なら、仕事しない人からはもう仕事取り上げたらよくない?仕事しない役職者に手当ばっかり支払われてるのおかしくない?

元モーレツ社員のおじさん達が、時代は変わって、家庭のあり方や働き方もいろいろ変わってるのに、若いうちはとにかくモーレツに仕事するもんだって価値観を持ち続けて、それを若い世代に押し付けてるように見えることが多々あります。

企業も社会も柔軟に変わっていかないと、若い世代に皺寄せが来て、疲弊しちゃうように思います。